デニムクリエイターkyonは“人と被らない「個」の魅力”を熊本から発信する | アートヒューマンプロジェクト | 熊本のアート&カルチャー情報サイト
熊本で活躍するアートヒューマンに「日々のモノづくりで考えていること」、「モノづくりに賭ける想い」について聞くインタビュー企画の第8弾です。 モノづくりを通して、人の心を動かすクリエーターたちのこと。熊本のアートヒューマンプロジェクトチームでは、作品はもちろん、素晴らしい作品を生み出すその人自身がアートであると定義し、若手クリエイターの活動をサポートしています。 * インタビュイーは今年の8月に熊本市内のファッションストリートに自身のブランド「SANLDK」の新店をオープンしたデニムクリエイターのkyonさん。 話を聞くべくお店に足を運んだ私の前に現れたkyonさんは、左足は青、右足が赤色の色違いのスニーカーを履いており、デニムの両膝が大胆に破れている。また黒のベレー帽から少しだけ覗く髪色は白に近い黄緑色で、かなり奇抜な装いと言ってもいいかもしれない。 だが、まず私が強く印象づけられたのは、そのまわりに纏った寛いだ雰囲気と、ご機嫌そうな表情だった。その雰囲気と表情は一見奇抜に見える服装と、とても合っていたのである。 ファッションについて特に知識があるわけでもない私には、それがオシャレかどうかなのかはわからない。が、人は見た目が9割という論でいくなら、とても「らしく」生きている人ではあるな。そんな風に、まずは思った。 kyonさんに話を聞いていて感じたのは、その芯の強さ。外見のゆるさはカモフラージュなのか? と思ったりもしたが、そんな策略がある風でもない。 ああそうか、裏表を分けているわけではないのだ。彼にとっては、好きな服を好きに着てごきげんに過ごすゆるさも、自分らしさを阻害するものに対する強い反骨心も、どちらも彼の表であって、裏なんてそもそも持ち合わせていないのだ。 そんな彼の話から、「個」を尊重してハッピーに生きていくためのヒントを探ってみた。ぜひご覧ください。 * ーーkyonさんは子どもの頃からファッションが好きだったんですか? 興味を持ちだしたのは中学生くらい。ちょうどその頃、裏原系ファッションが流行ったんです。みんな古着で買ったLevi'sにstussyのTシャツとかを合わせてて…でも僕は元々人と被るのが大嫌いだったんで、そこでDIESELのパンツに走りました。 ーー中学生にとって、DIESELのパンツは高かったんじゃないですか? そう
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